100万マイル離れたところから見た地球はこんな感じ

100万マイル離れたところから見た地球はこんな感じ

地球に新たな公式ポートレートができました。地球多色撮像カメラ (EPIC) で撮影されたこの写真は、NASA が本日公開した深宇宙気候観測衛星 (DSCOVR) から送信された地球の最初の画像です。EPIC は、地球全体を 1 枚の写真に撮影できる衛星初の装置です。

「EPIC 画像の高品質は解像度において我々の期待をすべて上回りました」と、DSCOVR プロジェクト科学者のアダム・サボ氏はプレスリリースで述べた。「画像には砂漠の砂構造、河川システム、複雑な雲のパターンがはっきりと写っています。科学者が調査できる膨大な量の新しいデータが得られるでしょう。」

1972 年にアポロ 17 号の宇宙飛行士が象徴的な「ブルー マーブル」画像を撮影して以来、NASA やその他の宇宙機関は数え切れないほど多くの地球の画像を撮影してきました。ボイジャー宇宙船は 1990 年に 40 億マイル離れたところから有名な「ペイル ブルー ドット」画像を撮影しました。

DSCOVR は地球から 100 万マイル離れた第一ラグランジュ点に位置しており、地球と太陽の間の安定した軌道を維持できる位置にあります。この有利な地点から DSCOVR は地球の気候を監視し、科学者がオゾン層、植生、さらには噴火後の火山灰の雲まですべてを追跡できるようにします。

今後、このような画像がさらに増えると期待されます。NASA は、DSCOVR が地球の画像を定期的に撮影する 9 月から、専用 Web サイトに毎日新しい画像をアップロードする予定です。

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